今さら聞けない!?傷んだ髪に効果的なヘアケア方法【基本編】


美髪を目指して スキンケアやボディケアと同じくらい ヘアケアにも力を入れているのに、気付けばパサつきや枝毛・まとまりの無さなどの ヘアダメージに悩まされていませんか?

今回は、髪が傷む主な原因を解説すると共に、ヘアダメージを予防するための基本的なヘアケア方法や、傷んだ髪に効果的なヘアケア方法を それぞれご紹介いたします!

◆目次◆

1.どうして髪は傷むの?ヘアダメージの原因とは?
2.傷んだ髪やダメージヘアは治るの?
3.基本的なヘアケア①濡れた髪は丁寧にあつかう
4.基本的なヘアケア②コテ・アイロンは乾いた髪に!
5.基本的なヘアケア③紫外線・乾燥にも気を配る
6.基本的なヘアケア④目立つヘアダメージへの対処法は?

1.どうして髪は傷むの?ヘアダメージの原因とは?


端的に申し上げますと、主なヘアダメージとは「髪表面のキューティクルの傷み」「髪内部(コルテックス)のダメージホール」の2種類だと言えます!

■髪表面のキューティクルの傷み

髪表面をウロコ状に覆っているキューティクルは、濡れると開く性質を持っているため、ヘアカラーやパーマ液の成分を取り込むことが出来ます。逆に乾いているときは閉じることで、髪内部の成分や水分を守る役割を果たしています。

また、キューティクルには「MEA(18-MEA/メチルエイコサン酸)」と呼ばれる 髪特有の油分がそなわっており、なめらかな指通りや ツヤのあるしなやかな髪を実現してくれています♪


そんな「髪の防護壁」とも言えるキューティクルですが、乾いている時でも濡れている時でも カンタンに剥がれ傷つく もろい存在…。

キューティクルが傷ついた髪、あるいはキューティクルのMEAが減ってしまうと 毛先のもつれやパサつき、キシキシ感といった軽度のヘアダメージが現れ始めます。


さらにダメージが進行すると、キューティクルが剥がれて無くなってしまい、ツヤが減り髪内部の成分や水分が流出し…いずれは、枝毛・切れ毛といった著しい傷みに繋がってしまうことに…。

■髪内部(コルテックス)のダメージホール

髪の毛は8割以上がタンパク質で出来ており、生卵に熱を加えると ゆで卵になるのと同じ原理で、髪の毛だって熱を与えすぎると固まってしまいます。


髪内部(コルテックス)のタンパク質が集まって固まってしまうと、あちこちに埋まらない空洞(ダメージホール)が出来てしまい、キューティクルが剥がれた場所から、髪内部の成分や水分が流出しやすくなります。

これを「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」と呼び、髪が濡れていると約60℃ぐらいから始まってしまいます。


つまり、濡れている髪や湿っている髪に乱暴に熱を与えると、タンパク質の熱変性=ダメージホール作りに手を貸してしまうことに…。いずれは、枝毛や切れ毛といった 美髪とはほど遠い残念ヘアになってしまいます!

2.傷んだ髪やダメージヘアは治るの?


単刀直入に申し上げますと、治りません!!

ご案内の通り、髪の毛は ほとんどがタンパク質で出来ており、爪と同じく角層が変化したものです。


同じくタンパク質で構成されているお肌は、ターンオーバーや自然治癒力などが備わっていますが、髪は死んだ細胞で出来ているため、傷みが修復することもなければ 蓄積されたヘアダメージを癒やすことも出来ません。


そのため、枝毛や切れ毛が目立ち 濡れるとテロンとやわらかくなる様な深刻なダメージヘアの場合、傷んだ箇所をバッサリと切ってしまう以外 方法がないことも…!

そんな最終手段に乗り出す前に、まずはダメージを抑えるためのヘアケアを日々続けること、また顕著に傷んだ髪の場合は、ふさわしい対処法を実践することが肝要となって参ります!

3.基本的なヘアケア①濡れた髪は丁寧にあつかう


濡れた髪は、キューティクルが柔らかくなっており、熱にも弱い状態です。

まずは、日頃の洗髪を「たっぷりの泡で摩擦を減らしたシャンプー」にすることを心がけましょう♡


また、シャンプー後のタオルドライの際、ゴシゴシ拭くのは御法度です! ちょっとの摩擦や刺激に対し 敏感になっているキューティクルを守るために、柔らかくプレスする様に髪の水気を取りましょう。


それに加え、ドライヤー前など 濡れ髪へブラッシングを行う場合は、手ぐしで絡まりをほどくか、目の粗いコームなどで 毛束を分ける程度のブラッシングに留めると さらにキューティクルを大事に出来ますよ☆


なお、ドライヤー前の髪に 洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を塗布することもオススメです。水分で柔らかくなったキューティクルどうしの擦れ・剥がれなどを、軽減する効果が期待できます!

塗り過ぎると、かえって乾きにくいベタベタとした髪になるため「気持ち少なめの量」を意識しましょう♡


言うまでもなく、ドライヤーで髪を乾かす際も むやみやたらと乾かすのでは無く、熱を分散させることが重要です!

美容師さんが髪を乾かしてくれるとき、ドライヤーを「フリフリ」振っていますよね? これは、乾かしムラを無くすと共に タンパク質の熱変性(タンパク変性)を避ける意味もあるんです!

ご家庭で・ご自身で、美容師さんの様なヘアドライが難しい…といった方は、髪質に合わせて温度設定の出来るドライヤーや、風が揺れるタイプのドライヤーを使用することで、髪の傷みを少なくすることが期待できますよ♡

4.基本的なヘアケア②コテ・アイロンは乾いた髪に!


コテ(カールアイロン)やアイロン(ストレートアイロン)は、髪の水分をわずかに飛ばすことで巻き髪やストレートヘアを作っています。

「それなら髪が湿っていた方が しっかりと型がつきそう!」と思われる方も少なくありませんが、濡れ髪・湿り髪へのコテ・アイロンは、髪をいじめているのと同義です!


実は髪の毛って「髪が乾くその時」にしか、形が決まらないんです。これは、「水素結合」と呼ばれる髪内部の性質が関わっているため。

水素結合は、髪が濡れている・湿っているときは結びつきが切れており、「もうちょっとで髪が乾く」といった時に、固定され始めます。


そのため、水気を多く含んだ髪にコテやアイロンを使った場合、乾ききるまでタンパク質の熱変性を発生させつつ、さらに濡れて柔らかくなったキューティクルも傷つけるといった、ヘアダメージしか与えないスタイリングをしてしまうことに…!!

また、コテ・アイロンを使う前に、ヘアオイルや洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を付ける場合も、注意が必要です。

スキンケアの場合、乳液やクリームなどの油分でフタをするように保湿を行いますよね? 髪にヘアオイルや洗い流さないトリートメントを塗ったときも、お肌と同じくフタをするように髪表面に膜がはられます。(皮膜)

膜があると、熱から髪の毛が守られるような印象を持ちますが、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントの成分によっては髪の水分を飛ばす邪魔になることも!


これにより、巻き髪やストレートがうまく作れない・熱を与える時間を増やさないと型がつかない・高温じゃないとクセがつかない…といった、摩擦や熱を与えすぎる 髪にひたすら厳しいスタイリングをしてしまうことに…!!

傷んだ髪にならないためにも、大前提として髪が完全に乾いた状態でコテ・アイロンを使用する、さらに髪に何かつけるのならばスタイリング後を推奨いたします!

5.基本的なヘアケア③紫外線・乾燥にも気を配る


濡れた髪の取り扱い方法や、ドライヤー・コテ・アイロン使用時の注意点まで抑えたならば、季節ごとのヘアケアにも力を入れてみませんか?

紫外線の影響を受けやすい夏場は、肌と同じく髪だってUV対策が必要です!

髪に紫外線が長時間当たると、キューティクル表面に存在する「MEA(18-MEA/メチルエイコサン酸)」が 紫外線により失われ、キューティクルの荒れ・パサつきや乾燥・髪通りの悪さなど、多くの影響を及ぼすことがあります。


日焼け止めや帽子、はたまた髪を結んで日光が当たるエリアを少なくするだけでも、紫外線によるキューティクルのダメージを抑える効果が期待できますよ♡

暖房を使用する・空気が乾燥する冬場は、肌と同じく髪にも加湿器が有効です! 乾燥しない環境を整えることで、キューティクルのめくれや剥がれを防ぎつつ、やっかいな静電気を抑える効果も☆


また、外出の際はスタイリング剤・洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を用いて、屋外の乾燥から髪を守りましょう!

6.基本的なヘアケア④目立つヘアダメージへの対処法は?


ご説明の通り、髪は死んだ細胞で出来ているため治癒することはありません。

傷んでしまった髪には、洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)やヘアマスクなどを使用することで、毛先の絡みつきなどを抑えるとともに、ヘアダメージを目立ちにくくすることが期待できます!


また、枝毛カット(トリートメントカット)や 毛先の調整などといった、定期的な髪のメンテナンスも効果的です。ダメージした部分を一度リセットしてもらうつもりで、枝毛・切れ毛のカットとともに、長さ・量の微調整を美容師さんに行って貰いましょう♡


その他にも、ブリーチなどを使用した明るめのヘアカラー(ダブルカラー)や、縮毛矯正・デジタルパーマといった、髪に影響を与えやすいヘアメニューを避けることも、ヘアダメージを予防するには必要となって参ります。

ヘアカラーは数回に一度 リタッチ(根元染めのみ)にとどめる、縮毛矯正やデジタルパーマはクセの出やすい季節・部分にのみかけるようにすると、積み重なる髪の傷みを少しでも減らせることと思います。

ぜひ こちらの記事を、毎日のヘアケアに役立てていただけますと幸いです♡

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