ヘアアレンジを楽しみたいけれど、コテが使えないからベースとなる巻き髪が作れない…コテ(カールアイロン)での巻き髪は出来るけれど、なんだか今っぽくない…。
そんなお悩みを持つ方にご提案したいのが、ニュアンスを感じる波巻き(波ウェーブ巻き)。
今回は、初心者さんにも不器用さんにもマンネリさんにもピッタリな、波巻き・ウェーブ巻きの方法を丁寧にレクチャーしたいと思います♡
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◆目次◆
1.使うのはコテ?アイロン?
2.まずは各部の名称とアイロンの持ち方をチェック!
3.下準備① ~髪へのブラッシングで仕上がり良く~
4.下準備② ~ブロッキングでスムーズなスタイリング~
5.下準備③ ~アイロンスルーでツヤ良く扱いやすく~
6.基本の波巻き・ウェーブ巻き
7. 【波巻きのギモン①】一度に巻く髪の量は?
8. 【波巻きのギモン②】どの位置から巻き始める?
9. 【波巻きのギモン③】巻き始めは内外どっち?
10.【波巻きのギモン④】毛先は内巻き?外ハネ?
11.【波巻きのギモン⑤】何回なみなみさせる?
12.【波巻きのギモン⑥】うまくウェーブがつかない理由は?
13.【波巻きのギモン⑦】巻いた後はほぐす?
14.動画を見ながら練習してみる!
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1.使うのはコテ?アイロン?
波巻き(波ウェーブ)は、コテ(カールアイロン)でも もちろん出来ますが、ヤケドの心配や太さのチョイスなどハードルが少し高め。
そこで今回は、初心者さんでも不器用さんでも扱いやすい アイロン(ストレートアイロン)を用いた波巻きをご説明して参ります!
アイロンは、手の大きさに合わせたサイズがベスト! 大きすぎると、波巻きを行う際に重要な「手首の返し」が難しい恐れも…!
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2.まずは各部の名称とアイロンの持ち方をチェック!
■先端リブ
アイロンを握っている手とは逆の手でつまむことで、アイロンを安定させつつコントロールする事が出来ます。しっかりとつまめる様に縦や横の溝が入っており、アイロンの熱が伝わりにくいので手を添えても安心です。
■プレート
熱が通る平らな板の部分です。こちらに髪をはさんで、波巻き(波ウェーブ)を作っていきます。
■アイロン(ストレートアイロン)の持ち方
アイロンをしっかりとコントロール出来るよう、持ち手の部分を中心に持ちます。波巻き(波ウェーブ)は、手首を返しながら巻くため コンパクトなアイロンの方が操作性に富みます。
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3.下準備① ~髪へのブラッシングで仕上がり良く~
髪が絡まった状態で無理にアイロンを通すと、ヘアスタイルがキレイに決まらないだけでなく 髪へよけいに摩擦がかかり、ダメージの要因となってしまいます!
髪の外側と内側を丁寧にブラッシングし、もつれをほぐして毛流れを整えましょう♪
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4.下準備② ~ブロッキングでスムーズなスタイリング~
髪をかたまりごとに分けて留めておく事を、ブロッキングといいます。面倒な作業かもしれませんが、この一手間をかけることにより、巻き上がりのバランスや仕上がりが大きく変わってきますので、強くオススメします☆
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5.下準備③ ~アイロンスルーでツヤ良く扱いやすく~
ざっくり申し上げますと、毛束にアイロンを2度通す方法です☆
波巻き(波ウェーブ)を行う前に、熱の通ったアイロンを髪に軽く滑らせることで アイロンの熱がキューティクル表面を引き締め、表面が整い髪にツヤを出すことが出来ます! 強くプレスはせず、あくまでも「軽くスライドする程度」を意識して下さいね。
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6.基本の波巻き・ウェーブ巻き
下準備を全て終えたら、いよいよ波巻きのスタートです♪
■下側・顔周りの毛束
アイロンを持っている手とは逆の手で、毛束を掴みます。このとき、毛束の角度は地面に対して45度に引き出しましょう!
目の高さを目安にし、髪をアイロンにはさみます。斜めにならないよう、地面と水平に挟み込みます。
巻きはじめは内巻きからスタートです。
アイロンを髪に挟んだまま、顔の外側に傾けるように寝かせます。プレートの脇が真横を向くように意識すると◎
アイロンの傾きを保ちつつ「3秒」かけて、そろりそろりとアイロンを下へスライドさせます。スライドさせる幅は「アイロンの幅」を意識すると◎
この際毛先が動きやすくなるため、毛束を支えてしっかりサポートすると巻きやすいですよ♡ またこの時、アイロンを起こしてしまうと うまくウェーブがつきません! 必ず寝せたままスライドさせましょう。
ウェーブの1つめとなる内巻きを作った後は、外巻きを作ります。髪をアイロンに挟んだまま、手のひらを正面に向けるように手首を返します。プレートの脇が真横を向くように意識しましょう。
1つめの内巻きと同じく、アイロンの傾きを保ちながら、アイロンの幅の分だけ、3秒かけて下へスライドさせます。
ウェーブが2つとなりました。続いて、内巻きを再度行います。
髪を挟んだまま、手の甲が正面を向くように手首を返します。プレートの脇が真横を向くように意識しましょう。
これまでと同じく、アイロンの傾きを保ちながら、アイロンの幅の分だけ、3秒かけて下へスライドさせます。
3つ目のウェーブが出来上がる頃には、もう毛先までわずかです。これまで、空いている方の手は髪の毛先を持って毛束のサポートを行って参りましたが、今度は髪の中間付近のサポートに切り替えることで、手元のうっかりヤケドを防ぎつつ 毛先までしっかりと巻くことが出来ます!
髪の中間付近をサポートしつつ、4つ目のウェーブとなる外巻きを作ります。髪をアイロンに挟んだまま、手のひらを正面に向けるように手首を返します。プレートの脇が真横を向くように意識しましょう。
他のウェーブと同じく、3秒かけてアイロンの幅の分だけ下へスライドさせます。
いよいよ、巻き終わりとなる毛先です。
ここまでアイロンの操作は片手で行ってきましたが、毛先はしっかりと表情を出すことがポイントとなるため、両手を用いて巻き上げます。
アイロンの先端付近にある「先端リブ」を利き手とは逆の手でつまみ、毛先をキッチリ挟み込みます。巻き終わりは内巻きとなるため、髪を挟んだまま、手の甲が正面を向くように手首を返します。プレートの脇が真横を向くように意識すると◎
内巻きをしつつ、下方向へアイロンを抜き取ります。1束巻き終わりました!
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■下側・耳周りの毛束
顔周り以外の毛束は、基本的に中間あたりから巻くこととなります。ボリュームも程よく、やり過ぎ感を抑える事が叶いますよ♡
アイロンを持っている手とは逆の手で、毛束を掴みます。このとき、毛束の角度は地面に対して45度に引き出します。
耳より下の位置を目安に、髪をアイロンにはさみます。斜めにならないよう、地面と水平に挟み込む様に意識しましょう。
顔周りの毛束と同じく、巻きはじめは内巻きからスタートです。
アイロンを髪に挟んだまま、顔の外側に傾けるように寝かせます。プレートの脇が真横を向くように意識すると◎ アイロンの傾きをキープしながら、「3秒」かけて、「アイロンの幅の分」だけ下へスライドさせます。毛束のサポートもお忘れなく!
内巻きの次は外巻き、外巻きの次は内巻き…と、交互に行っていきます。毛先が近づいてきたら、顔周りの毛束と同じく 毛束のサポートを毛先から中間へ切り替え波巻きを行います。
巻き終わりとなる毛先は、「先端リブ」をつまみつつ両手でしっかり巻き上げましょう!
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■下側・後ろの毛束
コテ(カールアイロン)での巻き髪と同じく、波巻きの時も 後ろの毛束を前へ持ってくることで巻きやすくなります!
耳周りの毛束と同様に、耳より下の位置を目安に、髪をアイロンにはさみます。斜めにならないよう、地面と水平に挟み込む様に注意しましょう。
他の毛束と同じく、巻きはじめは内巻きからスタートです。アイロンを髪に挟んだまま、顔の外側に傾けるように寝かせます。プレートの脇が真横を向くように意識すると◎
アイロンの傾きをキープしながら、「3秒」かけて、「アイロンの幅の分」だけ下へスライドさせます。毛束のサポートも行いましょう♪
内巻きの次は外巻き、外巻きの次は内巻き…と、交互に行っていきます。毛先が近づいてきたら、他の毛束と同じく 毛束のサポートを毛先から中間へ切り替え波巻きを行います。
巻き終わりとなる毛先は、「先端リブ」をつまみつつ両手でしっかり巻き上げましょう!
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■上側の髪~反対側の髪
これまでと同じ様に、顔周りから巻き始めます。巻きはじめは必ず内巻きからスタートし、アイロンの傾きと3秒かけてのスライドを意識しましょう!
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7.【波巻きの疑問①】一度に巻く髪の量は?
髪の量が多すぎるとウェーブが付かず、少なすぎるとスタイリングに時間がかかってしまうため、プレートの幅に合わせて毛量を調整するする必要があります。「一度に挟みやすい量」を目安に、毛束を取っていきましょう♪
波ウェーブ感を強く出したい場合は、表面の髪(ブロッキングする際の上側の髪)を巻く際に、4束~5束に分けて波巻きしても◎
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8.【波巻きの疑問②】どの位置から巻き始める?
髪の長さに関わらず、目立ちやすい顔回りは目元(耳より上)から巻き始めるのがキホンとなります。耳後ろの毛束や後頭部の毛束は、髪の中間付近から巻くことで 「やりすぎ感」を抑えながら程よいボリュームに仕上げることが出来ますよ♡
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9.【波巻きの疑問③】巻き始めは内外どっち?
巻きはじめは、必ず「内巻き(山折り)」からスタートします。内巻きから始めることで、ふんわり感のあるウェーブスタイルに仕上げることが出来ちゃいます♡
外巻き(谷折り)から始めた場合、ウェーブの始まりが凹みからスタートする事となるため、ボリュームが乏しくさびしい印象に…。
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10.【波巻きの疑問④】毛先は内巻き?外ハネ?
毛先は、内巻き・外ハネをランダムに出した方が ラフさやニュアンス感を演出しやすくなります。必ず内巻きにしなきゃならない…毛先は絶対外ハネにする…内巻き・外ハネを交互に繰り返す…なんて、難しく考える必要はありません!
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11.【波巻きの疑問⑤】何回なみなみさせる?
髪の長さにもよりますが、最低でも「3回」は なみなみさせた方が こなれ感やイマドキ感を出せます! ボブ~ミディアムの方は3回~4回、ロングの方は5回~6回を目安に波巻き(波ウェーブ)をしましょう♡
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12.【波巻きの疑問⑥】うまくウェーブがつかない理由は?
■理由1.手首の返しが足りないのかも?
アイロン(ストレートアイロン)を用いた波巻き(波ウェーブ)は、手首の返しが最重要! 思い切って、アイロンを傾けることが重要です。また、アイロンを傾けたままスライドさせることで、アイロンの丸みに沿ったウェーブを作る事が出来ます!
■理由2. 巻いているときの毛束のコントロールを意識して!
波巻きを行う時、どうしても毛束が広がったり動いたりしがち。巻きはじめは毛先を、巻き終わりの前には髪の中間付近を支えると、毛束の暴れを抑えながらウェーブをつけることが出来ちゃいます☆
■理由3.毛先は大げさなくらい巻くと◎
毛先はカール感を強く出すことを意識しましょう! 毛先を巻く際は、アイロンを持っている手とは反対の手で先端リブをつまむことで、しっかりとニュアンスをつけることが出来ますよ♡
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13.【波巻きのギモン⑦】巻いた後はほぐす?
■波巻き(波ウェーブ)のみで仕上げる場合
スタイリング剤を付けながらほぐすと◎ 縦にほぐすと崩れやすいため、スタイリング剤を揉み込みつつ横方向に崩しましょう♡
■波巻き(波ウェーブ)の後にヘアアレンジをする場合
くるりんぱや お団子など、引き続きヘアアレンジをする場合は 巻き上がりはほぐさずそのままでOKです! (アレンジ後に引き出したりほぐしたりするため)
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14.動画を見ながら練習してみる!
■こなれヘアアレンジのパイオニアRumiさんが伝授!ニュアンスウェーブ(波巻き・ウェーブ巻き)徹底レクチャー
キホンの波巻きから、シンプルひとつ結びをこなれて見せる方法、後れ毛の巻き方まで しっかりと説明いたします!
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■今回使用したアイロンはこちら
こなれヘアアレンジのパイオニアRUMI(土田 瑠美)さんプロデュース! ニュアンスウェーブ(波巻き・ウェーブ巻き)に特化した、ヘアアレンジ専用アイロン
☆ボブ・ミディアム・ロングなど、長さ別のアレンジ動画も掲載中!