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日差しがまぶしい季節になってくると共に、気になるのは紫外線。お顔やお肌のUV対策には 例年通り気を付けていても、「髪の日焼け」には無頓着だったりしませんか?
今回は、紫外線が及ぼす髪や頭皮への影響を解説すると共に、効果的な紫外線対策・UVケアの方法をご紹介して参ります!
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◆目次◆
1.髪の日焼けサイン①手触りが悪くなる
2.髪の日焼けサイン②パサつき・ごわつき
3.髪の日焼けサイン③ヘアカラーの色あせ
4.頭皮への紫外線=老け見えの要因!
5.髪と頭皮の紫外線対策
6.髪と頭皮のUVケア
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1.髪の日焼けサイン①手触りが悪くなる
髪表面のキューティクルには「MEA(18-MEA/メチルエイコサン酸)」と呼ばれる、天然の油分のようなものが存在しています。これにより、なめらかな手触りを実現したり 髪の毛どうしのもつれを防いでくれています。
しかしこのMEA、紫外線にとっても弱い存在なんです!
髪に紫外線を受けると、髪表面のMEAは次第に減っていき、いずれはキシキシ感や引っかかりといった手触りの悪さが目立つ残念ヘアになってしまうことに…!
しかもこちらのMEA、一度失われたら戻りません! 新しく髪が生えかわるまで、指通りの悪い髪で過ごすことになってしまいます。
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2.髪の日焼けサイン②パサつき・ごわつき
MEA(18-MEA/メチルエイコサン酸)が失われてしまった髪は、髪表面のキューティクルが傷つき剥がれ、パサつきやごわつきといったダメージの目立つ髪となってしまします。さらに、剥がれたキューティクルから 髪内部の水分・成分が流出することも!!
髪の日焼け対策をおろそかにしていると、秋にはごわつきの目立つ ツヤの無いパサパサ髪になる危険性をはらんでいます!
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3.髪の日焼けサイン③ヘアカラーの色あせ
髪の毛は、残念ながら紫外線を吸収します。 吸収された紫外線は、髪の色味を決める「メラニン色素」を分解してしまうため、赤茶けた髪へと変色させかねません! さらに、ヘアカラーをしている髪の場合 染めていない髪よりメラニン色素が少ない状況ですので、色落ちや色あせが顕著に見られる可能性も!
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4.頭皮への紫外線=老け見えの要因!
お肌と同じく頭皮も皮膚ですので、当然日焼けします! 肌が日焼けしたときと同じく、乾燥やシワの要因となるため、頭皮と皮膚がつながっている顔にまで たるみなどの影響をおよぼすことに!
さらに! 日焼けにより硬くなった頭皮は、まるで干からびた畑。そんな土壌で、健康な髪は生えるはずも無く…ゆくゆくは抜け毛や薄毛、白髪の目立つ老け髪になってしまうことも!
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5.髪と頭皮の紫外線対策
頭皮に紫外線を浴びないためには、帽子や日傘などで日光を遮ることが重要となって参ります。 髪の日焼けには、お肌と同様に日焼け止めスプレーなどのUV対策をしっかり行うことがポイントです♪
■濡れた髪への紫外線はヘアダメージのリスクアップ!
海やプールといった夏に楽しいレジャーの場合、濡れた髪に太陽光が当たるだけで髪の日焼けリスクが急上昇! これは、水分を多く含んだ髪は元来傷みやすく、また紫外線によるメラニン色素の分解も水気があることで進みやすいためです。
しっかり泳ぐのなら水泳キャップは必須、水遊びするだけなら 髪は出来るだけ濡らさないようアップスタイルのヘアアレンジで、髪を水濡れから守りましょう☆
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6.髪と頭皮のUVケア
うっかり紫外線対策を怠ってしまった…そんな時は、髪も頭皮もしっかりUVケアをしてあげましょう♡
■髪のUVケアはキューティクルのサポートを意識
MEAが減って手触りの低下した髪や、キューティクルのダメージによりパサつき・ごわつきが目立つ髪には、アウトバストリートメントやヘアマスクなどが有効です! キューティクルのサポートを行うことで、一時的にでも毛先の絡みつきなどを抑える効果が期待できますよ♡
■頭皮のUVケアは労りとクールダウンを重視
汗をかいてほてった頭皮をサッパリさせたいから…と、熱めのシャワーでゴシゴシと頭を洗っていませんか? 勢い任せ・力任せのシャンプーは、日焼けした頭皮にストレスを与え、さらには地肌に必要な皮脂まで落として乾燥状態を招くばかりです!
すこしぬるめの38℃前後のシャワーに設定し、地肌を揉みほぐすような労りシャンプーで洗ってあげると、紫外線を受けた頭皮をケアすることが期待できますよ♡
さらに、ドライヤーで乾かす際も仕上げに冷風をかけて、頭全体の余熱を逃がすように努めましょう! 乾かしすぎ(オーバードライ)を防ぐと同時に、頭皮のクールダウンを行うことが出来ちゃいます♪
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紫外線が増える時期は5月から9月。こちらの記事を参考に、初夏から夏の終わりまでしっかりと紫外線対策・UVケアに勤しみましょう!